Google Apps ScriptでGmailの未読メールをスプレッドシートに自動記録する方法

はじめに

Gmailを使っていると、未読メールの管理が大変になることがあります。
特に、特定の送信元や件名のメールを整理したい場合、手動で確認するのは手間がかかります。

そこで、Google Apps Script（GAS）を使って、Gmailの未読メールをスプレッドシートに自動記録するスクリプトを作成しました。
このスクリプトを使うと、以下のような情報を一覧にまとめられます。

• 送信元（From）
• 件名（Subject）
• 受信日時（Date）
• メール本文の冒頭（Snippet）

スクリプトの概要

このスクリプトは以下の処理を行います。

1. Gmailの未読メールを取得
2. 送信元、件名、受信日時、本文の冒頭を抽出
3. スプレッドシートに書き込む

スクリプトのコード

以下のコードをGoogle Apps Scriptのエディタに貼り付けて実行してください。

function logUnreadEmails() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  var threads = GmailApp.search("is:unread"); // 未読メールを検索
  var messages = [];

  threads.forEach(thread => {
    var msgs = thread.getMessages();
    msgs.forEach(msg => {
      if (msg.isUnread()) {
        messages.push([
          msg.getFrom(),
          msg.getSubject(),
          msg.getDate(),
          msg.getPlainBody().substring(0, 100) // 本文の冒頭100文字
        ]);
        msg.markRead(); // 取得したメールを既読にする（必要ならコメントアウト）
      }
    });
  });

  if (messages.length > 0) {
    sheet.getRange(sheet.getLastRow() + 1, 1, messages.length, messages[0].length).setValues(messages);
  }
}

スクリプトの説明

1. logUnreadEmails()
   • GmailApp.search("is:unread") で未読メールを検索
   • getFrom(), getSubject(), getDate(), getPlainBody() で必要な情報を取得
   • 本文は冒頭100文字だけ記録（長すぎる場合のため）
   • msg.markRead() でメールを既読に変更（不要ならコメントアウト）
   • スプレッドシートの最後の行にデータを追記

使い方

1. Google スプレッドシートを開く
2. 拡張機能 → Apps Script を開く
3. 上記コードを貼り付けて保存
4. logUnreadEmails() を実行

これで、未読メールのリストがスプレッドシートに記録されます。

スケジュール実行（自動化）

毎日自動で未読メールを記録する場合は、トリガーを設定します。

1. Google Apps Script のエディタで「編集」→「現在のプロジェクトのトリガー」を開く
2. 「トリガーを追加」ボタンを押す
3. 関数を logUnreadEmails に設定
4. 実行タイミングを「時間主導型」にして、1時間ごと・1日ごとなどに設定

おわりに

このスクリプトを使うと、Gmailの未読メールを簡単に管理できます。
仕事やプロジェクトの進捗管理に活用してみてください！